作品集

「博愛」-2023-
ひろく愛すること。
人類みな友達。その行動から、関わってはいけない人とも会いがちなんですけど、その考えからなのか、動物と話してそう、草花に話しかけてそう、とか思われております。
平等に愛することって難しいですが、全てを愛することは頑張ればできることだと感じます。
LOVE & PEACE
「言霊」-2023-
言葉に内在する霊力。
言葉には力が宿っていると思います。
口頭〉文章〉書いた文字
個人的感覚が非常に入っておりますが、
口頭はなんとでも綺麗な言葉、汚い言葉、心の奥で思っていなくても届けることができるような道具だと思います。文章は感情がそこに入っていたとしても本来の形として通じないことがある。そのことから、書いた文字はイライラしていたり、心情を表すものだと思う。
文字の上手い下手は確かにありますが、乱雑なのか丁寧に書いたかは相手が見てわかりますし、文章構成や句読点の使い方、心のこもり具合なども伝わりやすいもの。汚い言葉を綺麗に書くことで、妙な感情を与えることもできますし、文字って不思議だなって思う。夢は語らないと叶わないって言われている。言いたいことは言わないといけない世界。
日本人の奥ゆかしさが美徳とされてるかもしれないですが、伝えないと伝わらないことの方が多い。
是非言霊を胸に綺麗な言葉が周りに溢れる生活をしてほしい。
「呼吸」-2023-
息を吐いたり吸ったりすること。動作を共にする人と人との間の調子。
人間が生きていく為に自然に行っていること。これをしなければ死にます。ですが、歌をうたうときには、ブレスのマークがあったり、誰かと動きを合わせるには呼吸を合わせるとかして自由が聞かない時がありますよね。
なぜ息を止めることができるのか考えたことがありますか?苦しくなりますよね。自分で自分を苦しめることも出来るということです。
人は知らずのうちに、自分を苦しめてることに気づかないことがあります。
呼吸…
書道をしている時は、大抵、呼吸が止まっております。集中すると呼吸を忘れます。苦しい時に人間の本来の能力が発揮されるのかもしれません。
また難しい話になってきました。
今、あなたは呼吸忘れておりませんか?
「蝉時雨」-2023-
多くのセミが一斉に鳴きたてる声を時雨の降る音に見立てた語。
「せみしぐれ」の言葉の意味よりも、この言葉の音と漢字の構成が好きで書きました。THE日本の言葉というような文字と綺麗な言葉の音だと思います。
蝉は7日間しか生きないということもあり、一週間の命を全うするかのように声を届かせます。
雨が近づいて来る音って聞いたことがありますか?シーンからのジャー!です。時雨なので静かな音なのですが、大きな音と小さな音の融合する言葉…
季語にもなる素敵な言葉だと思いました。

「魂」-2015-
格好良い日本語としてよく書いて!と言われる言葉なので、書いてみましたが…3時間かけてやっと納得のいく字が書けました。穂先の繊細な箇所や擦れをじっくりと見ていただきたいです。魂というのは目には見えないものですが、ホワッとしているような印象で、どことなく薄れていくような、それでも力強く書かせていただきました。今はどうかわかりませんが、アメリカのどこかに飾っていただいているという噂です。
「蜘蛛」
ロウソクのロウを使って、黒と白を反転させる技法で仕上げた作品。自転車置場に出来上がっていた割と大きめの蜘蛛の巣をじっと眺めていましたら、神秘的な模様で惹き込まれたので、どうしても描いてみたいと思った作品です。この作品は英語の「spider」と日本語の「蜘蛛」という言葉が描かれております。

「名古屋城」
当時、金色の書道用の墨液を手に入れて、金色のもの…っと思い、考えついたのがシャチホコでした。名古屋の知人の誕生日に書き上げた作品で、名古屋を制して欲しいというなっという願望から書かせていただきました。名古屋城の構造的を基に描かず、城っぽく見えるように描いた為、お城に詳しい方からのご指摘はご遠慮くださいませ。

「龍」-2015-
アゲハ蝶の第二作として漢字とイラストで格好いい作品を考えた時に閃いた作品です。龍の鱗の部分に漢字を書き入れられないかと思い、一発書きで仕上げた作品です。
□に知という烙印は、神戸・清盛隊の知盛として仕上げた作品の為。

「蝶」-2014-
蝶とイラストを融合した作品
神戸AgehaBaseさんの店内に飾る展示物として書きました。AgehaBaseは神戸・清盛隊という神戸の観光PR隊のコンセプトでオープンしたフードバーです。その為、揚羽紋の家紋と漢字を合わせられないかどうか考え、完成させた作品です。